日常の税理士業務の中で気がついたことや、研修や書籍で得た情報を含め、雑多にアップしたいと思っております。自分の勉強ノートを公開した程度のものだとご理解ください。特に税務知識については、同じような経験をされて判断に迷われている方のお力になれればとてもうれしく思います。なお、掲載した日時点の税法であり私自身の知識・経験によりますので、最新の情報や実際の取扱い等についてはご自身にて十分にご確認下さい。
2018年02月21日|近藤会計
小田原の税理士の近藤慎之助です。
一般社団法人の資金調達の方法は大まかに
1.借入
2.寄付
3.基金
になるかと思いますが、
基金の特徴を知らないと困ってしまうわけで、
少しまとめておこうと思います。
私が特徴的だなと思った点しか記載していないので、
網羅していないのでご留意下さい(^^;)
1.基金の拠出者が亡くなった場合、拠出時の時価が相続財産となる
・・・つまり価格の固定の作用があることは、ポイントかと。ただ、自分の中では金銭以外の拠出はあまり想定していません。
2.返還義務は拠出時のその財産の価額に相当する金額で負う
・・・上記と同じですが、拠出時の価格による。金銭であればそれほど気にする必要はないと思います。
3.基金の返還には定時社員総会の決議が必要
4.返還金額には上限がある
・・・簡単にとらえると、余剰財産がないと返還できないわけですね。
5.代替基金を計上する必要がある
・・・結局、基金を返還しても、基金を充当する必要があるから、基金の額は変わらないということですね。
つまるところ、簡単に返還はできないということです(>_<) ピョンチャンオリンピックを見ながらの更新でした♪