日常の税理士業務の中で気がついたことや、研修や書籍で得た情報を含め、雑多にアップしたいと思っております。自分の勉強ノートを公開した程度のものだとご理解ください。特に税務知識については、同じような経験をされて判断に迷われている方のお力になれればとてもうれしく思います。なお、掲載した日時点の税法であり私自身の知識・経験によりますので、最新の情報や実際の取扱い等についてはご自身にて十分にご確認下さい。
2020年04月04日|近藤会計
小田原の税理士の近藤慎之助です。
小池正明先生の著書「税理士のための相続法と相続税法」より名義株の判断についての記載をご紹介
名義株かどうか判断するには結局のところ事実認定ということになると思いますが、
1.株券が発行されているかどうか
2.会社設立時の株式払込記録はあるかどうか
3.配当金の受領は行われているかどうか
4.株主総会や取締役会の議事録の記録はどうか
5.名義人の株主としての認識はどうか
小池先生のおっしゃるとおり5の名義人の認識が大事ですが、名義株の所有者かもしれない本人(あるいはその相続人達)に確認するのは実際のところ勇気が必要だったりしますよね、、、
名義株の問題が起こる会社は社歴が長い会社が多く、株券発行会社の場合も多いと思います。
であれば、まずは手元に株券がどれだけあるのかの確認が最初の一歩だと考えています。