日常の税理士業務の中で気がついたことや、研修や書籍で得た情報を含め、雑多にアップしたいと思っております。自分の勉強ノートを公開した程度のものだとご理解ください。特に税務知識については、同じような経験をされて判断に迷われている方のお力になれればとてもうれしく思います。なお、掲載した日時点の税法であり私自身の知識・経験によりますので、最新の情報や実際の取扱い等についてはご自身にて十分にご確認下さい。
2020年03月28日|近藤会計
「国税における新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応と申告や納税などの当面の税務上の取扱いに関するFAQ」より抜粋
《贈与税に関して一括延長の対象となる手続》
〇 期限が延長される主な申告・納付等の手続は、具体的には、次のとおりです。
・ 贈与税の申告・納付
・ 贈与税の更正の請求
・ 相続時精算課税選択届出
・ 農地等についての贈与税の納税猶予等に係る継続届出等及び納税の猶予に係る期限
の確定した贈与税の納付
・ 住宅取得等資金の非課税措置における適用要件を満たさなかった場合の修正申告等
⇒
贈与税の一括延長には相続時精算課税選択届出も含まれるといわれても、
やはり気になって、相続時精算課税制度の選択案件は優先して完了させて、、
というより年内に同制度の検討済みなので、すぐに提出できる状態ではありましたが
《期限の個別延長が認められるやむを得ない理由》
税務代理等を行う税理士(事務所の職員を含みます。)が感染症に感染したこと
⇒こういったことがないように願うばかりですが、QAが出ることで少し安心しました。
相続税は延長の対象となっていないので、臨時の場合も想定しておく必要がありますね。
《相続税の申告において相続人の一人が感染した場合の取扱い》
相続税の申告期限が1週間後に到来しますが、相続人の一人が新型コロナウイルス
感染症に感染した場合、申告はどうすればいいですか。
〇 新型コロナウイルス感染症に感染したことなどにより、相続税の申告期限までに申告
できない場合については、個別の申請により、申告期限等が延長される場合があります
ので、状況が落ち着いた後、所轄の税務署へご相談ください。
〇 なお、個別の申請により申告期限等が延長されるのは申請を行った方のみとなり、
他の相続人等の申告期限等は延長されませんのでご注意ください。
⇒相続人の一人が感染してしまった場合には、その者のみ個別延長されることもあるようですが、他の方は延長されない点はくれぐれも注意しないといけませんね