日常の税理士業務の中で気がついたことや、研修や書籍で得た情報を含め、雑多にアップしたいと思っております。自分の勉強ノートを公開した程度のものだとご理解ください。特に税務知識については、同じような経験をされて判断に迷われている方のお力になれればとてもうれしく思います。なお、掲載した日時点の税法であり私自身の知識・経験によりますので、最新の情報や実際の取扱い等についてはご自身にて十分にご確認下さい。
2020年06月22日|近藤会計
税理士の近藤正道です。
コロナ緊急事態宣言が解除され、県をまたぐ移動が緩和されました。
今回は南八ヶ岳、赤岳~横岳~硫黄岳の縦走に行ってきました。
午前2時、小田原出発。5時5分、登山口の美濃戸を出発します。
前日までの雨で、乳白色に濁った激流が岩を削り、岸を呑み、場所によっては恐怖心を覚えるほどだ。
川の激しさとは裏腹に、周囲の森はたおやかな顔を見せている。
そこには凛とした空気としみいる静けさ、そして悠久とでも形容できそうな時間が満ちている。
ひっそりとたたずむミネザクラ。淡い紅が健気だ。
7時に行者小屋に到着し、ここから本格的な登りになり赤岳を目指す。
陽光に映える赤岳。
筋肉をフル動員させて急登を一歩一歩進む。
山の緑が陽に照り映えている。
6月の蒼穹はあくまで高く、深く、そして明るい。
文三郎尾根の終点に到着。
これから縦走する横岳、硫黄岳の姿は、雄大にして、厳しい。
反対方向に目を移せば、雲の白さが鮮やかで、その先には南アルプスの雄、北岳と仙丈岳。
赤岳山頂直下の岩場。
峻険ではあるが、今日は来る者をやさしく受け入れてくれそうだ。
満開のチョウノスケソウと阿弥陀岳。
8時30分、赤岳到着。
雲海の先には北アルプスの名峰、穂高岳・槍ヶ岳。
いったん180m下降。
そこではミヤマキンバイの黄、ハクサンイチゲの白、オヤマノエンドウの紫・・・様々な色彩が登山道を彩っている。
さて次は横岳を目指そう。
本州ではここにしか生息しないツクモグサ
ウルップソウ
ハクサンシャクナゲ
今までの稜線を振り返る。
お花畑越しの赤岳は、秀麗の形容が正しい。
アップダウンを繰り返しながら、11時、横岳到着。
再び180m下降し、硫黄岳を目指す。
12時30分、硫黄岳到着。
ここからは一気に下降だ。
アルペン的な様相を呈する稜線。
14時35分、登山口の美濃戸に到着。
18時20分、自宅着。
この時季は生命が躍動し、山の活気がみなぎっている。
山が醸し出す原資のエネルギーが身のうちに染み込んで来るのを実感し、自分の細胞までもが活性を高め瑞々しく波打ち始めるような気がした。
豊かな森、厳しさの中に包容力のある八ヶ岳。
圧倒的な自然の雄大さに打ちのめされ、家に着いてもしばらくは口がきけなかった。
夕食後やっと安心して、家内に今日の山行を話し始めた。完全燃焼。